原作者にとっては当然なのだが、住友生命サウンドロゴのメロディは元々ホ長調で「ドドドドソレミー」である。これをリメイクの際に、制作側の人間がきちんと聴き取れず「ドドドドソーミー」に変わってしまったのである。「ソレミー」と「ソーミー」なんて、対して変わらんじゃないかと思う人もいるだろうが、歌ってみればわかるだろう。この二つは相当に違う印象を与えるのだ。
故に私はメロディの改竄(改変)と主張しているのだが、被告も被告側弁護士も、この二つに違いはないと反論し、裁判官も聴き取れないというので、私と面識のない著名音楽家に、この二つが違うと言うことを証明して貰わざるを得ない運びとなった。何故面識がない作曲家でなければならないかといえば、知己であった場合、私に有利な証言をしたと勘繰られてしまうからである。
こちらから見れば、火を見るより明らかな事実を、わざわざ謝礼を払ってまで、第三者に証明して貰わねばならない、というのは、一種屈辱的なことではあるが、裁判を有利に展開するには必要なこととなれば仕方のないことである。
担当弁護士と協議の末、NHKの連ドラや大河ドラマ、映画音楽などを数を多く作曲されている、小六禮次郎氏に採譜を依頼した。
その結果は残念ながら、現時点では公表出来ないが(公表する必要も無いくらい、明らかなんだけれど(^_^;)、結果を受けてどのような展開に至ったかは、今月31日の第4回弁論準備以降、8月に入ってからこの場で報告させて頂く。
2006年07月03日
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