2013年06月19日

どこでも入手しやすい食材で作る、美味しい焼肉のタレ

フランス暮らしを初めて、時々無性に恋しくなる日本で親しんだ味の一つに、焼肉のタレ味、と言うのがある。しょっぱさ甘さ辛さ香り、あの絶妙なバランスのタレの味。韓国式なら、醤油とコチュジャン、ヤンニョンジャンとゴマ油を適当に混ぜ合わせれば、それっぽくなると思うのだけれど、韓国調味料はパリかリヨンまで行かないと手にはいらない。しかも自分が恋しいのは、日本の焼肉店のあのタレ。韓国式とは似ているけれどちょと違う。そんな訳で自作することにした。
webで素材を調べたが、材料は予想した通り。醤油酒味醂砂糖唐辛子コチュジャン玉ねぎニンニク生姜林檎白ゴマゴマ油。コチュジャンは無いので除外、こっちではポピュラーなチュニジアの唐辛子ペースト、ハリッサを使うことにする。問題はバランスだがこれはレシピによってまちまちなので、材料を加えながら自分好みに仕上げるしか無い。日本酒や味醂はなければその土地のローカルな酒で代用が効くと思う。
たまたま、グルノーブル日仏交流協会主催のBBQパーティでタレを作って欲しいと頼まれていたので、大量に作ることに。
以下、その時用意したもの。
醤油:1L
酒:250cc 白ワインでもいい。
味醂:250cc
※味醂がなければ、ワインに蜂蜜混ぜてもいいし、砂糖とかしてもいい。他の甘味系醸造酒でもリキュールでもいい。
玉ねぎ:中玉2個
ニンニク;大きめのもの4カケ、すりおろし
生姜:ニンニクと同量か少々少なめ、すりおろし
リンゴ(なるべく味の濃いもの):一個、すりおろし
粉黒糖(若しくは無漂白糖)、胡麻油、炒った胡麻のすり胡麻(白又は金胡麻)、鷹の爪1〜2本、粗挽き黒胡椒、【ハリッサ、隠し味要員(豆板醤、豆鼓、甜麺醤):コチュジャンやヤンニョンジャンが使えるなら要らないかも】

作り方。
鍋に酒と味醂を入れて火にかけアルコール分を飛ばしたら醤油、すりおろしたニンニク、生姜、鷹の爪、を入れ、再沸騰する直前で火を止める。冷ましながら醤油のカドが取れるまで、味を見ながら粉黒糖を加える。甘くし過ぎないよう注意。味が決まったら、ハリッサをメインに中華調味料をごく少量ずつ混ぜて行き、辛味と味を整える。これらの代わりに、コチュジャンとヤンニョンジャンでも勿論良い。むしろ前者が代用品。
そのまま一晩寝かせる。
翌日、すりおろした玉葱一個分を多めの胡麻油をフライパンに入れ、弱火で30〜40分じっくり炒める。炒めるのが面倒な人は、オーブンで焼いてもいい。180~200℃、時々混ぜるのを忘れずに。これとリンゴで砂糖を減らし、自然な甘さを出すのが狙い。
炒め終わったら、一晩寝かせたタレの素に投入。更に下ろし生玉ねぎを投入(全部炒めると玉ねぎの香りが損なわれるので、生も使う)。下ろしリンゴとすり胡麻、粗挽き黒胡椒を加え、よく混ぜる。味を見て、お好みでおろしニンニクを追加するなり、一味唐辛子を加えるなりする、甘みがもっと欲しい時は煮切った酒に黒糖を溶かすか、味醂を煮切って加える、更に一晩寝かせて完成。
総量は2リットル近くになるので、分量は調節して下さい。
この方法で作った焼肉のタレは大好評。特に中国出身の奥様に大好評でした。
posted by ubuman at 05:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 料理レシピ
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